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UV(紫外線)の波長域の280nmについて、特徴と主な使用用途を教えてください。

UV(紫外線)の波長域の280nmは、UV-Cの一種です。

UV-Cは殺菌、除菌、消臭などに利用される波長域になります

例えば用途として、「水の除菌装置」や「ウイルス抑制・除菌装置用UV照射装置」、「脱臭・消臭器用UV照射装置」に280nmの波長が使用されます。

UV-C(短波長紫外線)は一般的に、100nmから280nm以下の波長域のUV(紫外線)とされています。そのため、UV(紫外線)の波長域の280nmは、UV-Cの中では最も長い波長、言い換えると、UV-Cの中では最も光エネルギーが小さいような波長です。それでもUV(紫外線)全体の中では、高エネルギーであるため、目や皮膚への直接的な曝露を避ける必要がある点には注意が必要です。

また、UV(紫外線)の波長域の280nmは、タンパク質定量の中でも最も簡単な方法である、UV法に用いられる波長です。280nmの波長で光を照射し吸光度を測定することで、タンパク質を定量することができます。

その他、レーザーメスや分光解析、UV硬化樹脂の硬化、害虫駆除、スギ花粉の不活性化などにもUV(紫外線)の波長域の280nmは使用されます。

具体的には、

・有機物除去用

・食品洗浄装置の殺菌・除菌用

・脱臭用

・レーザーメス用

・分光解析用

・UV硬化樹脂の硬化用

・害虫駆除用

・スギ花粉の不活性化用

以上の用途で、UV(紫外線)の波長域の280nmは使用されます。

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